どのくらいで毛が生えてこなくなる?
腕と足に毛が生えてこなくなるまでの回数は?
温泉や海水浴に行っても恥ずかしくないツルツルの腕や脚を手に入れたいですよね。しかし残念ながら、医療脱毛レーザー施術を1回だけ行っても効果がありません。 なぜ一回だけでは完全に脱毛できないのでしょうか? これは毛周期といって毛の成長が始まる「成長期」・毛の成長が止まる「退行期」・毛が抜け始める「休止期」という3つの段階のサイクルに関係しています。脱毛レーザー施術はメラニン色素に反応するレーザーを照射し、毛根を作る毛母細胞を熱で破壊して脱毛効果を発揮します。つまり、毛を作る毛母細胞が活性化している成長期にしか効果がなく、毛母細胞が休止している退行期と休止期には効果がありません。さらに成長期の毛の割合は全体の20%といわれていて、毛周期のサイクルは毛の一本ごとにずれていることから脱毛施術を1回だけやっても意味がないということです。 では、腕や毛に生えてこなくなるにはどれくらい施術しなければならないのでしょうか? 個人の肌質や毛質にもよって差がありますが、生えてこなくなるまで施術する回数は6~8回程度といわれています。成長期の毛の割合は全体の20%といわれていて、その生え変わる周期は2~3か月ほど…。ということは、完全に脱毛するには早くて1年ということになります。
脱毛レーザー施術によるリスクと注意点
男女とも脱毛する人は増えていますが、脱毛施術にもリスクや注意点があります。 1つ目は、脱毛レーザーの出力や照射の仕方の問題によるシミです。 レーザーは皮膚の下数ミリまで届くように調節された特殊な光ですので、出力が強すぎると火傷をおこしてしまいます。それが原因で色素沈着しシミになってしまいます。せっかくムダ毛をなくそうと脱毛したのに、ムダ毛より目立つシミができてしまうととても悲しいですよね。 2つ目は、毛嚢炎です。脱毛した後の皮膚は、レーザー照射による刺激でバリア機能が低下しやすくなっています。 施術後は清潔にしておけば問題がないのですが、清潔にしておかないと皮膚に付着しているブドウ球菌がバリア機能が低下したところにつくと炎症になってしまうことがあり、悪化すると膿疱ができる場合もあります。 3つ目は、硬毛化です。硬毛化はレーザーの照射によって脱毛をするはずが、毛が薄い部分の毛母細胞が活性化し、毛が濃くなる現象です。 硬毛化に関しては原因が判明しておらず予防法がまだわかっていませんが、照射を続けることで改善されることが多いそうです。 脱毛を検討される場合は、事前に入念にカウンセリングを行い、施術後もフォロー体制が整っているクリニックを選ぶと安心できそうです。